いや〜、1 年も間が空いてしまいまして、スンマセン。歳がいもなく DJ を始めてしまってはや一年、大阪でチョコチョコと回させていただいてて、忙しい日々を過ごしておりました。ということで、この一年を振り返るということで、僕が選んだレコを一部紹介させていただきます。買ったレコ全部となると 200〜300 枚になってしまうので、ご勘弁を。また、あくまで僕の独断チョイスですので、"Bodyrock" とか "Casino Royale" など、ビッグアンセムが意外にもなかったりするのも、目をつぶって下さい。で、好きな物ばかり選んだので、やたらと「ヤバイ」「強烈」が乱用されているのも、僕の語彙不足ということでお許し下さい(笑)。まだ執筆途中ですので、近いうちにコンピ物など、続けてアップしたいと思います。 (文責:kama


Tech Step/Cyber |  Hard Step |  Jazz Step |  Abstract/Dub Flavor  |
|Jump Up/Jungle | Intelligence/Art Core |  Other |


Back Catalogue ----> 1-9|ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ

○New Entries

Abstract : Formulas/Binary (Subtitles : SUBTITLES 013)
これが Higher Education から出した Abstract とは到底思えません(笑)。しかし、これも超ヤバイです。A はガムランのような音が印象的なアブストラクトな音。なんか Matrix みたいな感じです。そしてマイアンセムは B。C4C 並みの強烈なビートにモコッとしたベース。上モノもハッキリしない不穏な感じで、別世界へ連れて行かれます。この人、今後も要注目です。   (Kama, 03/25/2002)

Abstract : The Message-Fuck Willie Brown (Original Mix/Dom & Rolland Remix) (Higher Education : 0-44904)
これはすさまじい! 強烈なインパクトです。ここ最近ではダントツに激しいアーメンビートではないかと思われます。クオリティが高くかつ、テンションも高い。音のヌケが良く、厚みもあります。Jump Up な空気も感じられて、さらに追加点。Dom & Rolland Remix も入ってますが、断然オリジナルの勝ち。   (Kama, 03/25/2002)

Acetate vs Stratus : Come With Me/Touch (Circuit : CIRCUIT 004)
このレーベルは大好きなのですが、今回はボーカルネタフィーチャリングでちょっと意外な驚き。A は Acetate のみのクレジット。Acetate は変わった打ち方のビートと変態ベースが特徴と言えますが、今回もその路線を踏襲しつつ、きれいな上モノとR&Bなボーカルネタをうまく取り込んで、質の高いトラックを作り上げてます。B のクレジットにある Stratus も個人的に注目中のトラックメーカーで、Acetate とは Flex や Rinse Out での盟友。こちらのビートパターンの方が今っぽい感じで、使いやすそう。しかし、相変わらずベースがゲボゲボ(笑)。あと J.Majik みたいなシンセがガキーンと脳天に突き刺さります。   (Kama, 03/25/2002)

Acetate & Stratus : Corrosive/Down (DJ Red Remix) (Circuit : CIRCUIT 003)
ああ、2番買い逃してしまった(泣)。Circuit の 1 番は僕のオールタイムベスト10に入る勢いで大好きなので、ホントショック。そして、この 3 番も超ヤバイのでさらにショック。A はコロンッと鳴るパーカッションが歯切れ良く、気持ちいい。キックとベースのコンビネーションがズシッと重たく、強烈なトラックです。展開は決して派手ではないですが、ジワジワっと効いてきます。裏は名盤・CIRCUIT 001 からのRemix。DJ Red ならではの奇妙なベースがキマってますが、これはやはりオリジナルの勝ち。   (Kama, 03/25/2002)

Alpha Omega : Deep Cover EP (Reinforced : RIVET 152)
実は Alpha Omega の音源はそんなに聴いてきてないし、高音がシャカシャカしすぎな感じがしてイマイチだったのですが、これはかなり気に入りました。A はアーメン爆発中にダビーなパーカッションが絡むトラック。で、B が僕のお気に入り。イントロからいきなりダビーな上モノ+パーカッションで始まり、そこにThink ビートとモコモコベースが絡んできて、煙たいけどクリアなトライバルドラムンベースが完成。異空間に連れて行かれます。D もイイ!ダビーなシンセと声+コンプがかかったアーメンにヤラレタ。   (Kama, 03/25/2002)

Aphrodite : Lava Flow/Acid Life (Aohrodite : APH 037)
久々のアフロ快作!と思いました。A の "Lava Flow" はアフロならではのメロディアスさと滑らかな曲展開に今っぽいビートが合わさって、まさに僕好みなトラックになってます。これからの Jump Up の方向を問いかけるような勢いを感じました。B は、彼に似合わないサイバーシンセに挑んでますが、まあこれはこれでありかも(笑)。   (Kama, 03/25/2002)

Aphrodite : Come Down Dubbin'/Hazey Bass (Aphrodite : APH 040)
これまたビックリ!超ダビィです。A はベースやビートは最近の彼っぽい感じですが、思いっきりダビーなラガ声+上モノに脳味噌を溶かされました。裏面もなんかダビーですよ。で、なんだかほんのりアーメンも入ってます。これにいつもの彼のベースが入っていたらパーフェクトでしたが(惜しい!)。でも、これからこの路線で行くのなら、僕は全面的に支持します。   (Kama, 03/25/2002)

Bad Company : Books Of The Bad Volume Two (BCRecordings : BCRUK 002EP)
あちこちでよくかかりましたね〜。A 面。これもヤバイけど、僕としては C。タイトル通りのスパニッシュギターネタから、極悪トラックに展開。モコモコでクリアさに欠ける気がするけど、これも当然計算。独特なうねりがあります。しかしバドカンの不思議な点は、家とハコでの音の聞こえ方が全く違うこと。僕も使ってみようかな。   (Kama, 03/25/2002)

Bad Company : Planet Dust (Prototype : PRO 003UK)
これも 2001 年アンセムと言えるでしょう。ホントよくかかってました。しかし、いつ聴いてもこのシンセにはヤラレます。そして、これも強烈にドス黒いトラック。裏面も結構使われてましたね。シンセとベースが倍音でシンクロする部分、かなりきてますね。みんなかけるからと思って家ではあんまり聴かなかったりするバドカンですが、こうやって改めてじっくり聴くと、また新しい発見があって、意外にも新鮮でした。   (Kama, 03/25/2002)

Breakage : Numbers EP (Reinforced : RIVET 178)
この人は個人的にかなり注目してます。A はイントロから超ダビーな歌が強烈すぎ。でもちょっと歌ネタの音量がデカすぎる気も。ベースもいい感じで煙たい。B はきれいめから Digital 系の恐怖シンセへ。トラックも Digital 系のベースにタイトめなブレイクビーツ。途中のスローダウン〜逆回しな音は笑った。C のような生っぽいアーメンもジャングリズムプンプンで良いです。全体的に、Reinforced の打ち出す新しいスタイルを忠実に行っていますね。次作にも超期待。   (Kama, 03/25/2002)

Brockie/DJ Kane/Ed Solo : Stampede/Outboard (Sonic Art : SAR 001)
Undiluted の頃からずっと追いかけてきましたが、ここに来て DJ Kane も加わって Sonic Art が誕生。雰囲気ではもう Undiluted からのリリースはなさそうな感じですね。トラックはもちろん保証付きで、ヤバイです。A は G Squad にも似たドス黒トラック。展開は地味ですが、やっぱベースがヤバイです。で、僕が好きなのは裏面。タイトなビートにカウベル+タンバリンが疾走感を与えています。ベースも来てます。コリコリした感じの、硬質でファットなベース、ヤバスギル。   (Kama, 03/25/2002)

Brockie/DJ Kane/Ed Solo : Fantasy/Shallow Mindz (Sonic Art : SAR 002)
これも好きな人はホントに好きですね。もちろん僕も大好きです。ドス黒すぎるっす。キラキラしたシンセと真っ黒なベース、ダビーな Female Voice。文句なし。裏ももちろんヤヴァイ!!軽く荘厳なストリングスが印象的ですが、トラックはファットなアーメン+上がるベース。もちろんこちらもダビーなパーツがあちこちに散りばめられてて、やられっぱなしです。   (Kama, 03/25/2002)

Cause 4 Concern : Vapourspace/Shiver (Metro : MTRR 008)
おっ、ここから出しましたか。今一番 Metro っぽいのってやっぱ C4C な気がしますね。A はスペイシーな上物からスタートし、いつもの C4C ワールドへ。スネアがいつもながらヤバイです。で、ヤバイのは Side B 。イントロでは珍しく Drop Bass を使って期待を持たせ、独特なフィルインからドカーンと入って来ます。ほとんど Rim Shot に近いスネアも強烈ですが、どでかいベースもイイです。   (Kama, 03/25/2002)

Cause 4 Concern : High Down/Strange Nature (Timeless : TYME 012)
これもイイ!フュージョンなシンセに Rim Shot がスコーンと決まってとても気持ちいいです。柔らかい感じのベースも、ここにはフィット。で、圧巻が、途中から入ってくる彼らには珍しい、かなり怒ったアーメン。間にアーメンが抜ける瞬間も、大雨から一転快晴になるような、そんなすがすがしさ。名作です。裏面もいつもの音ですが、なかなかイイ。彼らの音の特徴は、角の立った音と丸い音を巧みに使い分けている所。このトラックもそんなところがよく分かる音です。   (Kama, 03/25/2002)

Cause 4 Concern : Sensor/Synergy (Cause 4 Concern : C4C 005)
自身のレーベルからの物。このトラック、ある意味 Dub です。リバーヴが薄くかかったシンセが気持ちいいです。全く逆なスネアも強烈。あと、ワルなベースにもヤラレル!裏面、大阪ではよくかかってました。リバーヴとは正反対の、いかに近くで鳴ってるかを実現したような音が強烈っす。   (Kama, 03/25/2002)

Cause 4 Concern : Symptom EP (Renegade Hardware : RH 32)
これはある意味問題作。他人 Remix が一番イイとは。これは個人的な感想です。A は Tramen (Trace が多用する Amen とのこと。シブイ呼び方!)がヤバイですが、逆に C4C らしくない雰囲気。D は Usual Suspects の Remix。今思うと、Universal Project を始めとする今の彼らの音の先駆けとも思えます。サイバーだけど、どこか野性的な音。しかしこのベース、ヤバすぎる。参りました!   (Kama, 03/25/2002)

Cybin : Say The World/Mode (Emcee : EMCEE 006)
ここのトラックって1 番以外は地味な印象が強かったけど、それは MC GQ のやりやすいトラックってことなんだと納得。で、これ、裏面にやられました。このバウンシーさ!微ロールするビートがなんとも軽やかで、ちょこっとブリーピーなベースもヤヴァイ。Krust あたりとはまた別のファンキーさがあります。これはマイアンセムにしたいのですが曲が短いので、ヘタクソな僕には難しい(笑)。   (Kama, 03/25/2002)

Danny C : Vivid/So Real (Valve : VLV 006)
これ、かなり前から外タレがよくかけてたので、てっきり Cybotron "Light Years" Remix かと思ってました(汗)。しかも Twisted Anger の人とも分かってさらにビックリ。まるっきり Dillinja サウンドですよね、これ。意外に大阪ではあんまりかからなかったのが不思議。   (Kama, 03/25/2002)

Dieselboy : Patriot Games EP (Tech Itch : TI 029)
この人のトラックって初めて聞きましたが、ルックスがテクノっぽいから聴いてみて意外、Brockie や Dillinja 並みの黒いビート+ベース。シンセはやっぱテクノっぽい(笑)。B 面はおそらく(プロモ盤なのでよく分からないっす。汗)Decoder の Remix。こちらはダビーです。さすがブリストルシーンの一翼にいるだけのことはあります。あと、リズムマシンっぽいキックが強烈。そういえば Kosheen 来日時の DJ Set も良かったですね〜。今思い出した。笑)   (Kama, 03/25/2002)

Digital/Alpha V & Hellen : Fool Bwoy/Sound Witch Project (Shee Been : SHBN 001)
謎なレーベルの1 番。A が Digital のトラック。これがまたヤバスギル。昔の Photek のような、東洋的な佇まいを感じます。ダブなパーツもてんこ盛り。比較的地味な印象を与えると思いますが、これは個人的には後世に残したい名作だと思います。裏はまあ、いい(笑)。   (Kama, 03/25/2002)

Digital : The Swamp/Red Mist (Creative Source : CRSE 031)
表面はシャキシャキのアーメンが強烈ですが、ちょっとうるさい感も。でも、ベースラインは結構好き。で、僕が好きなのは裏面。不思議なパーカッションから始まり、派手系じゃないローリンビーツが絡んできます。ミステリアスな上ものもジワジワとハマる。アーメン系の Digital もイイですが、こういう味のあるトラックも素晴らしいのが Digital の本質かもしれないですね。   (Kama, 03/25/2002)

Digital : Scandal/Square Head (L Plates : LPLATES 003)
イントロから深いリバーヴのかかったホーン。ブレイク部分も何の音かよく分からないほど深くかかったリバーヴが強烈。ベースの抜き具合もジャングル魂を感じさせます。そして Creative Source 31 番の B 面と同じブレイクビーツ、これマジで好きっす。裏面のブレイクビーツは "NT" ネタ。しかし彼のトラックはいつも不思議なパーカッションがバッチリキマってますね。で、こちらのベースは超煙たくてヤバイです。Digital って、いつもダビーですね。そこが好きだったりします。   (Kama, 03/25/2002)

Digital : Deadline/Fix Up (31 Records : 31R 012)
さて来ました、昨年頭のアンセム。31 からのリリースっていうのもビックリでしたけど、トラックを聴いてもっとビックリでしたね。ブレイクの強烈ディープなシンセ、超アガリます。ヤバスギ。トライバルなビートは珍しくクリアですが、紛れもなく Digital の音です。歴史に残したい超名盤。ですが、裏面はあんま Digital っぽくないので(ダブは感じますが)、聴かなかったことにします(笑)。   (Kama, 03/25/2002)

Dillinja presents Cybotron : I Wanna Know/Nasty Ways (FFRR/Valve : CYBX 1)
これって Dillinja の実質的なメジャー第一弾ってことになるんすかね? A 面は大阪期待の若手 DJ、DAI 氏がよくかけてました。イントロの歌も良いのですが、メイン部分に入ってからの「ブーン、ブーン」って言ってる MC と、あとベースがヤバイ。後半はドカーンとアーメン炸裂の展開が凄すぎて、笑うしかないです。で、B、C、D 面は "Nasty Ways" の Original と Full Length Version に Lemon D の Remix。こちらのボーカル、アンニュイな感じがかなり好きです。音も Dillinja っぽいゴリゴリした質感がいいっすね。Lemon D の Remix も、ビートに軽くリバーヴが掛かってボーカルに薄くコーラスが掛かったくらいで、オリジナルとそんなに大差はないですが、また違った味わいがあります。でも Full Length が一番好きかも。   (Kama, 03/25/2002)

DJ Ink : Kaos Theory EP (Renegade Hardware : RH 31)
ウォーッ!ヤバすぎる 1 枚。僕の 2001 年は Dylan/Loxy/Ink に明け暮れた 1 年でしたけど、間違いなくこれに火を付けた 1 枚。C 面の "Need You" はアンセム、僕もよくかけました。R&B な女性ボーカルに極悪トラック。ベースの音階が上下しないのもシブスギル!ラウドなシンセが展開を引っ張っていく感じですかね。で、他の面も改めて聴いてみるといいっすね。特に A、ドス黒いっすね〜!生っぽいブレイクビーツに、太いベースとユニゾンする極悪シンセ。クルーの 3 人の中でも特に黒さを感じさせるのが Ink だとよく分かります。   (Kama, 03/25/2002)

DJ Teebee : Objects In Motion [2001]/The Void (Certificate 18 : CERT18 56)
嗚呼、Teebee のアルバム買い逃してしまった(泣)。。。で、これはそのサンプラー。これがまたヤバイからさらにヘコミます。A はまさに Teebee の真骨頂と言えるトラック。クリアでスコーンと耳に突き刺さるビートにモコモコなベース、ワルなシンセにミステリアスな上もの。アパッチっぽいパーカッションもキマってます。彼のトラックもある意味ダブですね。ヤバイっす。裏面もミステリアスなボーカルが加わって、さらにダビー。   (Kama, 03/25/2002)

Drumsound & Simon 'Bassline' Smith/Future Tech : Ruffcut/Apocalypse (Urban Takeover : URBTAKE 027)
これもヤバイッス!!両面イケてます。表は Simon'Bassline'Smith、イントロはピースなハミングネタの上ものとドロップベースが 95 年頃のジャングルを思い起こさせますが、ブレイクからは Riot なシンセ+ Tramen で怒アッパーなサイバーチューンに。個人的にはイントロ部分をもっと生かしたトラックに仕上げて欲しかった気もしますが、それは必ずや Remix を出してくれると信じてます。で、裏面の Future Tech、ビートが超強烈。耳元でドラムを叩いてるような生々しさ、ヤバスギ。Urban Takeover、こういう政策転換なら僕としては大歓迎!!!   (Kama, 03/25/2002)

Drumsound & Simon 'Bassline' Smith : Badman/Phoenix (Technique : TECH 012)
A を聴いてあれっ?と思いましたが。なんかできそこないの Teebee みたいなトラック。きれいめを作ろうとしたけど、失敗したんか?って感じ。もうちょっと音のヌケが良かったらいいトラックになったと思いますが。でも、裏面はかなりヤバイです。やや荘厳なシンセで幕を開け、そこへ Tramen を再構築したような独特なローリンビーツ。ファットなモコモコベースが入ってきて最高潮へ。展開は割と地味ですが、僕はこういうの好きですよ。アーメンパーツもうまいこと使ってます。Digital/Total Science や Dylan/Loxy/Ink とはまた別の所で生まれたサイバージャングルと言えます。最高ッス!   (Kama, 03/25/2002)

Dylan/B-Key : Dark Skies (The Remix)/The Onslaught (Cylon : CYLON 007)
キターーー!ということで、彼らクルーの中では地味な存在だけど一番ヤバイレーベル、Cylon。A のイントロは昔の No U-Turn みたいなビートから始まり、アガルシンセのブレイクからアーメンも絡んできて、ものすごいことになります。地味〜にボーカルネタも入ってますが、そんなものお構いなしの激ヤバトラック。そしてさらにヤバイのが裏面の B-Key。この辺を好きとも何とも思ってない人にとってはまたお約束のあれね、って感じですが、それは違う!今一番ジャングルを感じさせるのはこのクルーだと断言したいです。まずヤバイくらいダビー。そしてブレイクから突然襲ってくるアガルシンセ。メインのトラックはオリジナルのブレイクビーツを生かしたビートに煙ったベース。天井の方からは絶えず舞い降りてくるダビーな上もの。はぁ、参った。   (Kama, 03/25/2002)

Dylan + Loxy/B-key : Stereotype/Timezone (Cylon : CYLON 006)
ヤバイ!!マジでこれヤラレます。A はホラーな極悪シンセのブレイクから、強烈ブレイクビーツ+お決まりのドス黒いベース。スパイス程度のアパッチビートも絶妙です。1曲目とかにガツンと使ってみたいっすね。で、裏は似合わないキレイなシンセにビックリ。でもビートもベースも軍団の音。若干退屈かも。   (Kama, 03/25/2002)

Dylan & Loxy/Mindmachine : End Of Days Remix/Epidemic (Cylon : CYLON 005)
ギターが冴えるブレイクから、"Hit Me!" のかけ声とともに、ドカーンと来ます。スコーンと抜けるビートに丸っこいジャングルベース。キックがこれくらいの重さで来ると、こういうベースと混ざったときに独特なノリが発生します。ある意味ファンキー。裏もヤバイ。イントロではビートのの交換がモロジャングル的。メインでは Lynn ビート+本物のアーメンファンには納得がいかないであろう、抜けてるアーメン。Dylan 達より一世代新しい音って感じがして、これから楽しみっすね。   (Kama, 03/25/2002)

Dylan + Loxy : Evolution/The Temple (of Doom) (Cylon : CYLON 003)
僕が一番熱を上げている Cylon 。あと 1、 2、 4 があれば揃いますが、もう無理でしょう(泣)。A はシンプル。いつもの派手なシンセは、ここではおあずけ。とは言いながらこれ、メチャクチャハマリます。疾走感溢れるブレイクビーツと音階がほとんど動かない、低すぎなモコモコのスモーキンベース。これだけであれば十分です。さらにパンク系の声ネタがあおり立てます。そしてトラックのシメにはマイケルの "Who's Bad !"(笑)。裏面も地味シブ系。この盤は表裏どちらも B-Boy な小ネタが満載。目立たないながら、これがまたうまく利いてます。   (Kama, 03/25/2002)

Dylan/Dagga : Different Sensations/Analogue Vision (Industry : 12IND 003)
こういう組み合わせのカップリングも、このレーベルならでは。C4C や Aquasky もここから出してましたね。もちろん僕は Dylan 目当てですが(笑)。ハードコアっぽいハイピッチのボーカルネタで始まり、いつものスモーキンなベースとラフなブレイクビーツへ。途中から入る 60's のテケテケなギターネタにビックリ+大笑い。全体にダビーな感じで、どっぷりハマれます。裏は Protocol などからリリースしている注目の Dagga。さすが Protocol に絡んでいるだけあって、ビートの音が尋常じゃないです。これにまとわりつくようなベースも絡んで、強烈な音が出てます。彼もやっぱりブリストリアンなのでしょうか?   (Kama, 03/25/2002)

Future Cut : Getto Style EP (Renegade Hardware : RH 35)
今や Renegade Hardware には欠かせない Future Cut。A はライドがカキンカキン鳴ってて、クリアになった Dillinja って感じ。全体に B-Boy っぽい雰囲気が漂ってます。B もそんな感じ。トライバルビーツから派手なホーンセクションのネタ、「ディンジャー!!」のかけ声から爆発。うねるモコモコベースがいい感じです。C はコンピ "Aftermath" のトラックを Dillinja がRemix。これは、うーん、オリジナルの方がいいかなって印象。D は Strategy なる MC をフィーチャーしたトラック。音は違うけど、なんだか Jonny L を思い出しました。ベースの渋さはちょっと似てるかな?   (Kama, 03/25/2002)

Future tech : Mudslide/Matchstick (Technique : TECH 009)
ヤバイ!!マジでブッ飛びました。A は、レゲエでよく聞くピュンピュン音にまずやられ、超ド迫力の生々しい Kick & Snare、ちょっとサイバーだけどモコモコな煙ベース。ドス黒すぎです。ただし展開はシンプル。そこも好きな所だったりしますが。B は、キックとスネアの音の質感が違いすぎて妙な感じがしますが、これは実験段階ということで。でもずっと聴いてたらスネアの音にズッポリはまってしまいました。ここらへんから Technique の音が変わっていったような気がします。今やどっぷりヤバすぎなレーベルになりましたね。もちろんこれからも大注目のレーベルです。   (Kama, 03/25/2002)

G13 : Together/Downbeat (Orgone : ORGONE 004)
このレーベルも1 番から大好きなレーベル。Orgone と言うと JL って感じですが、今回は G13 という人。うっとりするような美しいイントロとはうって変わってイカツスギルトラック。ブリープ系ながら煙たいという微妙なやばさを持つベースに、スコーンと抜けてくるスネア。完璧な出来です。僕もこのトラックにはお世話になりました。裏面も美しさと強さを合わせ持つ強力なトラック。この G13 って人は今後要注意人物です。   (Kama, 03/25/2002)

High Contrast : Make It Tonight/Mermaid Scar (Hospital : NHS 37)
ここ見てくれてる皆さんならもうお気づきだと思いますが、僕 Hospital は全く興味がなくて、今まで 1 枚も買ってませんでしたが、High Contrast だけは別。前に出てた "My Dreams" の Remix がダントツカッコ良くて、それで買ってみました。これもヤバイですね〜。ハイピッチのボーカルネタにまずグッと来ます。なんと言ってもビートがしっかりしてるし、ベースもデカイので、キレイめでも十分フロア映えします。つうかこれアンセムですね。あちこちでよく聴きました。B もなかなかいいです。Universal Project あたりにも近い臭いを感じました。きれいめですが、生々しいビートに低いベースライン。これからのシーンを引っ張っていく存在になることは間違いないと思われます。   (Kama, 03/25/2002)

J.Majik/Futurebound+Recall : Solorize/Hypnotizin' (Infrared : INFRA 016)
ウオ〜ッ!強烈です。て言いますか、昨年の J.Majik は "Spaced Invader" の印象が強すぎたのですが、僕は断然こっちの方が好き。スネアが強烈スギル!ベースとユニゾンするシンセも頭がクラクラするほどヤバイ。しかし彼はアゲ上手ですね。ブレイクにジワジワと上がってくるシンセから、ドカーンとメインに持っていくやり方、反則です(笑)。これで踊らない人は逆におかしいのでは?   (Kama, 03/25/2002)

J.Majik feat. Kathy Brown : Love Is Not A Game (Original Mix/Dillinja Remix) (Defected : DFECT 031DJ2)
Defected なるレーベルはハウス系らしいですが、メジャーなのでしょうか?これはプロモ盤らしく、本チャンに入っている Freeform Reform vocal mix が入ってません。しかし A のオリジナル、ヤバイっすね。ひたすら繰り返す展開に、ズルズルと体を揺らしてしまいます。もう外は明るいのに暗いフロア、そんな朝方に疲れた体でマッタリとしたいトラック。逆に裏はテンションの高い Dillinja Remix。こちらもいい感じ。しかし、なんでレコの溝が半分にも行ってないの?短すぎる(笑)。   (Kama, 03/25/2002)

John B : The Sky's The Limit/Move Your Body (Remix) (Shoebox : SB 016)
最近の John B はサンバネタを連発したり、ジャケに顔をのっけてしまったりと、かなりイッちゃってる感じですが、ここから出すトラックは適度に抑制が利いてて好きです。A は浮遊するボーカルネタがフロアをやさしく包み込んでくれます。ときどき入るヴォコーダーっぽい声もピリッと決まってていい感じ。トラック自体も結構しっかりしてます。で、僕としては B。オリジナルはボトムが弱くて残念だったのですが、こちらはそこらへんをしっかり補強してくれてます。ブレイクの壮大な雰囲気、アンニュイなボーカルネタ、彼らしいどことなくバウンシーなビート。かなり使えそうなのですが、どこでも聴いたことがないです。という僕も使ったことがない(笑)。今度使ってみようかな。   (Kama, 03/25/2002)

Klute : Dawn Of Reason/Song Seller (31 Records : 31R 015)
実は Klute も今まであまりチェックしてなかったのですが、これを聴いて目からウロコでした。まずは Doc Scott 先生に感謝。A はキックとベースのコンビネーションがガツンと腹にキマリます。上モノはテクノっぽいのですがブレイクビーツは意外とナマっぽくて、そこが気に入ったところでもあります。ミニマルドラムンベースですね。で、裏面も超ヤバイ!!エンヤ風なエキゾチックなヴォーカルネタにヤラレました!生っぽいブレイクビーツを 909 系のキックで補って、独特のうねりを作り出してます。ある意味では Ganja Anthem ですかね。非常にダビー。胸にしみます。   (Kama, 03/25/2002)

Klute : We R The Ones (Klute Remix)/Chicks (Doc Scott Remix) (Certificate 18 : CERT18 53)
う〜ん、これもヤバイ! Klute の作るトラックって、独特のハネ感がありますね。これをただテクノっぽいドラムンベースだと片付けてしまうのは間違いだと思います。まろやかなキックがとても気持ちよく聴こえます。パーカッションみたいな音もハマル。裏は Doc Scott 先生による別トラックの Remix 。こんなビートパシパシ系の Doc Scott 節は結構好き。だいぶ昔の Enforcers に入っていた "4 Da Cause" を思い出しました。あと、ひたすら繰り返される FM 音源っぽいシンセ、だいぶヤバイ。これくらいクドイほうが僕の好みかも(笑)。   (Kama, 03/25/2002)

Knowledge & Wisdom : Try To Be Humble (Congo Natty : KW 001)
やっとディストリビュータを通すようになったと思われる Congo Natty 。日本にもバックカタログが大量に入ってきましたね。その中で一番気に入った 1 枚がこれ。A 、BPM がだいぶ遅いし古くさい感じもしますが、僕はこれが好き。Knowledge & Wisdom のラガな男性ボーカル物はきっちり哀愁を漂わせてきます。ただしナヨナヨした感じはなく、あくまで男らしく。+6 以上がデフォルトですがボトムが低くてあんまり音痩せしないので、存分に使わせていただきました。裏面は R&B 物でしょうか。マッタリしたダンスホール MC もバッチリです。   (Kama, 03/25/2002)

Legacy : Deception/Data Transfer (Bear Necessities : SMA 27)
Total Science の別名義ですが、これまたヤバイです。ピキピキのスネア。深いリバーヴのかかったコスミックなシンセ。低すぎるベースと、パーカッション風なシンセのコンビネーション。沁みる音です。裏面はパス。歌いすぎるベースがどうも苦手なもので。あと、ちょっときれいすぎる。でも、ときどきダビーなスネアが脳天を直撃します。   (Kama, 03/25/2002)

Lemon D : B Boyz Revenge/Why? (R&S : RS 21183)
いよいよメジャー本格進出、気合い入りまくりの 1 枚。A は、Hype がコスリで参加と、なんとも豪華。これ、使うのはちょっと照れくさい気がしてましたが、こうやってじっくり聴くと、イイですね。ピュンピュン音がヤバイ。あんまりバキバキになりすぎず、適度なテンションで聴かせるトラックです。裏は逆にドハイテンションなアーメン。これ、ベースが凄い音です。フュージョンチックな上モノも、いかにも Lemon D な感じですね。   (Kama, 03/25/2002)

London Elektricity versus Robert Owens : My Dreams (Total Science Remix/High Contrast Remix) (Hospital : NHS 35)
名曲 "My Dreams" を Total Science と High Contrast のご両人が Remix 。A の Total Science は、ピチカート音が実にさわやか。歌を大事にした Remix になっております。しかし、またもや僕は B を推したい!っていうか、みんな B をかけてましたよね。この High Contrast という人、マジにヤバイです。ウマイです。ツボがよ〜く分かってます。ジャングルから受け継がれた感覚を消化した、新しいセンスがビシビシ伝わってきます。キレイですがマッシヴ+ほんのり煙たい。多分新人だと思いますが、末恐ろしい存在ですな。そのうち新しいレーベルを立ち上げるに 1000 点。   (Kama, 03/25/2002)

Loxy & Dylan : Nightmare EP (Renegade Hardware : RH 30)
これ出たときには、ついに大本命盤がキタッ!!と思いましたが、彼らのトラックは全部ヤバイのである意味かすんでしまいます。A のような、極端にコンプがかかったブレイクビーツ、全くもってヤバイ。「ンハッ」っていう声もなんだか笑えるけどやっぱヤバイ。アゲまくる恐怖シンセもヤバイ。全パーツがヤバイ。僕はこれ、よく 1 曲目に使いました。なんか、これからヤバイ時間が始まるぞって感じのゾクゾク感があって。B もこれまた超強烈。こちらも圧縮されたブレイクビーツと、コンガ系パーカッションとのコンビネーション。さらにホラーシンセとジャングルベースのコンビ。最強です。一番盛り上がる時間にガツンと使ってみたい。C もこれまたヤバスギ。シャウトする女性ヴォイスに煽られます。こちらのベース、基本は同じですが若干硬質。こうなると、僕も大好きな Spirit が Remix する D がどうもかすんでしまう。   (Kama, 03/25/2002)

Matrix : Fallen (Remix)/Bad Dreams (Idioma : IDIOMA 001)
う〜ん、とろけます。イントロからエキゾチックな女性のため息のような歌声。官能的な音。まずこれに身を任せていると、兄・Optical のトラックの作りそうな、硬いビートと微サイバーなベース。すっかりマイホーム・アンセムですが、現場でも使っていいですか?っていうか、もう使った(笑)。裏はいかにも Matrix って感じのブレイクビーツとベース。僕は、こちらはパス。でもファンならきっと気に入ると思います。ほのかに民族っぽい上モノも。   (Kama, 03/25/2002)

Mindmachine : Paranoia/Sanitarium (Outbreak : OUTBLTD 1)
これもヤバイことになってます!A はコンプなブレイクビーツにジャングルなモコモコベース。B-Boy フレイバーな声ネタもカッコ良くキマってます。ダブ的な音処理にもヤラレます。で、問題は B。ブッ飛びました。超カッコイイです。端正で、疾走感溢れるアーメン。ほど良く抑制が利いてて淡々と打ちつけます。久しぶりに使いたいアーメンに出会いました。この人もこれからヤバイもんどんどん作ってきそうで、楽しみ。   (Kama, 03/25/2002)

Moving Fusion : Atrantis (Bad Company Remix)/Survival (RAM : RAMM 33)
これも 2002 年アンセムですね。ホントよくあちこちで聴きました。このシンセの使い方は反則でしょ(笑)!誰でが聴いても確実に盛り上がります。しかしそれだけではなく、ビートにも独特のノリがあって、ベースも黒い。B 面もよく聴きました。大阪の Develop-3000 でかかってそう。物悲しめなシンセに打ちつけるスネアが疾走するトラック。カッコイイです。   (Kama, 03/25/2002)

Muffer : Last Straw/Bleak (Urban Takeover : URBTAKE 26)
ナンジャコリャァ!まず A は Ray Keith バリの怒アッパーなキラーアーメン。恐怖系な感じもちょっと似てる。ただ、ベースが弱いのが惜しい! で、B がヤバイ。ヌケのイイビートに、サイバーなドス黒ベース。Brockie + Ed Solo あたりにも似た感じですね。展開が少なく、シンプルな構成もいい。しかし、これほどの完成度のものを作ってくるとなると、誰かの変名ですなこりゃ。もうすぐアルバムが出るらしいけど、超気になります。   (Kama, 03/25/2002)

Nomadz featuring Johnny P : Dubplate Firm/Firm Dubplate (Crunk Vinyl : CRUNK 005)
お待ちかね Crunk の 5 番。表と裏はバージョン違いだけど、曲名の付け方にまずヤラレル(笑)。なんか凄くダブ物っぽくないです? A はアーメンの入ったほう。ピュンピュン音がヤバイ。ラガジャンですが、とてもピースなトラックです。一歩間違うとヨゴレ系だけど、こういう気持ちを忘れないでいようと思わせるトラック。で、僕が使うのが B 。基本的には表面とは変わらないけど、こっちの方が使いやすいです。アーメンが入ってないからかな。スッキリした感じがします。   (Kama, 03/25/2002)

Pentagon : Mendoza/Taser (Precision : P 21)
キターーーッ!!org もお世話になった Inza さんと、Mitsukuni 氏のユニット。やっとゲットできました。現時点ではこれしか入手できず(泣)。しかし、ヤバイくらいにクオリティが高いです。ほとんど Dub ですこれ。音が近いところ遠いところ、あちこちから聴こえてきます。そしてシンセの音が強烈!別世界へと連れて行かれます。裏面も強烈な音。こちらもダビーです。ほど良く押さえ気味のテンションも心地いい。心に沁みます。しかしこれからどんなトラックが出てくるのか、そしてどこまでデカくなるのか、メチャクチャ楽しみです。頑張って下さい!   (Kama, 03/25/2002)

Sappo : Difficult Situation/Tryin (Intergalactic : M 001)
ここのところいい調子でリリースしてますね、Sappo 。嬉しい限りです。これは自分自身のレーベルかな?1 発目はやっぱりヤバイ。A 、独特なノリのローリンビーツですね。なんかヘンなベースライン(笑)。そういう微妙にダサイところが大好きだったりします。裏は割とクールめでキメてますが、ブレイクだけ急にテンションが上がる(笑)。そんな彼をこれからも応援していこうと思ってます。   (Kama, 03/25/2002)

Sonic + Silver : Hard Times/Deep End (Timeless : TYME 017)
彼ら、最近引っ張りだこですね。それだけヤバイもん出してくるということですか。A はフュージョンっぽいシンセもキモチイイけど、ビートやベースは Digital の影響下にあると思われるダビーな音。すごく凝った音作りをしてますね。ハイハットの音がシャリシャリなのも近い感じ。裏もヤバイ!オルゴールの音とラッパネタ。イントロに聞き入っていると、キッツイビートとマッジヴなベースが襲ってきます。ダビーな男性ボーカルネタも沁みる。これからもガンガンいい物作ってくると思われます。   (Kama, 03/25/2002)

Sonic + Silver : Generation Dub EP (Trouble On Vinyl : TOV 47)
ウオォー! A のイントロからいきなりダブ声ですか。ヤバスギル始まり。ビートも打ち方を変えたアーメンが太く加工してあり、これがファットなベースと合わさると凄いことになります。あちこちを飛び回る小ネタも利きまくり。残響音が強烈スギ。まさにタイトル通りの新しいダブ・ドラムンベースですな。B も沁みます。水のしたたる音がダビーすぎる!これは Teebee あたりに近いかな。ビートはもっとラフな感じですが。C もDrop Bass に途中から Amen Beats。D の Loxy & Ink Remix は、なんか他のトラックに埋もれがち。いつものワルさが影を潜めててちょっと残念。   (Kama, 03/25/2002)

Spirit & Digital : Raygun/Ras 78 (Function : CHANEL 9606)
彼らも、ここのところちょっと出しすぎやろ!と突っ込みたくなるくらい怒涛のリリースは相変わらず。その中でも Function だけは割とキッチリチェックしてます。A は Spirit のトラックですが、これ、ヤバイくらいのハイテンションです。シャリシャリのアーメンにヤバイシンセ+ベース。もうちょっと低音の厚みがあったら最高なんですが。B は Digital 。タイトルからも分かるように、超ダブなトラック。ヤバイっす〜。残響音の方でずーっとマッタリできますね。金物系ビートとモコモコベースはいつもの通り。途中からアーメンが入ってくる展開も(笑)。   (Kama, 03/25/2002)

Stratus : The Future/Get Hype (Subtitles : SUBTITLES 017)
Flex でもいい物を作ってた Stratus が、なんと Subtitles から出すとは!しかもそんな感じの音になってます。ヘンテコなビートは Flex 譲りですが、ベースやシンセの感じがなんとも新しい感じですね。ある意味では C4C にも通じる音。音圧もあるし、クオリティも超高いです。裏も今までにない感じ。シンセの音、なんかジグジグスパトニックを思い出してしまった。年がバレます(笑)。あと、フィルインの太鼓の音もヤバイっす。この路線なら、僕は全面的に支持したい!   (Kama, 03/25/2002)

Suv : Desert Rose (Full Cycle : FCYEP 05)
昨年話題になった Suv のアルバム。アナログは 4 曲しか入ってないですね。A はスパニッシュなオベーションギターネタ。ポップで良いですが、前半はちょっとマッタリしすぎかな。盛り上がってくるまでに飽きちゃいます。B はミステリアスな女性ヴォーカルネタがいい感じ。どうもネタに耳がいってしまいがちですが、ボトムはしっかりしてるし、さすがブリストリアンって感じですね。手は抜いてません。ダブっぽさもしっかり備わってます。そしてヤバイのは C。インドっぽいヴォーカルネタから、マッシヴなビート+ベース。抑えられた、地味に聞こえるトラックですが、ジワジワと持っていかれます。途中からの転調も意表を突かれますが、こちらのベースもまたまたヤバイ!Roni 軍団お得意の、倍音シンセが入ったベースですよ。なんか久々に聴いた気がして、嬉しかったです。D はまさにフラメンコ。伝統のダンスミュージックを今の音に料理。とは言っても、これでは踊れないですね(笑)。でも実験トラックとしての出来は非常に高いし、面白いと思います。   (Kama, 03/25/2002)

Suv : Continuum/Alfombra Magica (Full Cycle : FCY 029)
これがヤバイ!A の前半、全てがすごくブリストルっぽくてタマラナイです!後半からはアーメンが入ってきますが、これに限って言うとアーメン要らないです。とは言ってもやっぱカッコイイ。B はミステリアスなイントロからスタート。 Dub 風味な沁み入る音です。メインは JB ビート+モコモコでファットなベース、これぞブリストルです。地味ですがつい聴き入ってしまいます。今まで Roni/Krust/Die の影に隠れていた感じがしますが、いよいよ Suv も頭角を現してきましたね。しかし Dope Dragon 復活してくれないものですかね。ずっと待っているんですが。   (Kama, 03/25/2002)

Teebee : Dynasty Warriors/Lifeless (Creative Source : CRSE 029)
これまたすごいトラックです。A はパキパキのビートで始まり、深いリバーヴがかかったスネアが一発入って、スッと目の前の視界が広がります。メインの琴のネタもシブイ!スティールパンみたいな音とのコンビネーションもキマってます。展開は至ってシンプルですが、グイグイ引き込まれる超劇空間トラック。裏も強力。不安を煽るようなピアノの音に、美しいヴォーカルネタ。歯切れのいいビートに、ティープかつ微サイバーなベース。Teebee の作る空間には、不思議な魔力がありますね。   (Kama, 03/25/2002)

The Invaderz : Rock/Aspic (Invaderz : INV 002)
これ、試聴で聴いたときはマジでブッ飛びました。強烈な 808 ビートにディープかつファットなドス黒いベース。それでいて適度にメロディアス。クオリティも恐ろしいほど高く、まさに最強です。裏面はさらに流麗路線。でもトラックはなんのその、強烈です。キツイスネアにファットなベース。これからがものすごい楽しみです。そうこう言っているうちに、Metalheadz や Total Science の Advanced からもリリースしてて、今や売れっ子プロデューサーの一人ですな。   (Kama, 03/25/2002)

The Moonflowers : Shake It Together Remix EP (Angel's Egg : MFSBAE 039T)
なぜかここに Moonflowers です。もちろん目当ては Rob Smith Remix ですよ!彼の仕事聴くの、久々じゃないですか?これがまた超ヤバイんです!タイトなビートにファットなブリープベース。"Cure" の頃とはまた音が変わってきてますが、これほどヤバイ物を聴かされると、早く More Rockers でも作ってもらいたいもの。今一番リリースを待っているプロデューサーの一人です。で、他の曲もなかなかイイです。A は Triplane という人によるズブズブな Dub Remix。狂ってます。超ヤバイです!ここのところ枯葉族にそそのかされて密かに Dub にも興味を持っているのですが、そんな僕にはタイムリーなトラック。B はオリジナル(かな)。こちらもダラ〜ンと弛緩しきってて、マッタリ。味があります。D の Spiritual Vibes Remix はアンビエント。ときにはこういう物でマターリするのも良いですね。キモチイイ音に感謝。   (Kama, 03/25/2002)

Total Science : Street Level EP (Renegade Hardware : RH 29)
Total Science もここから出しちゃいましたか。今回は若干色を変えてサイバー寄りになってますが、ダビーな雰囲気は相変わらず。A はイントロのさまようパーカッションと、メインのホラーシンセがシブイ。全体的にかなりフロア仕様です。これくらいタイトだと使いやすそう。D は "Aftermath" 収録のトラックを Source Direct が Remix。これ、意外とイケます。シンプル系ですが骨格はしっかりしてます。しかし、Total Science もちょっとリリースしすぎな気がしますが(笑)。   (Kama, 03/25/2002)

Universal Project : Bleach/The Truth? (Universal Project : UPR 001)
Usual Suspects の別ユニット、待ちに待った一枚でした。先行して True Players から出たやつがヤバすぎて。で、ここではまた方向転換を図ってます。Dylan/Loxy/Ink 路線ですか(笑)。A はまさにそんな感じ。オリジナルなブレイクビーツを生かし、モコモコなファットベース+ダークなシンセ。これでアガらない人はおかしいです。超ドス黒サイバージャングル。で、さらにヤバイのが B なんです。疾走感溢れるビート。特にキックがヤバイ。ベースが合わさると、腹にドカーンと効きまくります。ヒューンと左右に飛び回るシンセにもやられる。シンプルな展開も僕好み。これ、ホントよく使わせていただきました。西に向かって最敬礼。つーか、今度こそ大阪に来て下さい、キートン君!   (Kama, 03/25/2002)

Universal Project : Haunted Dreams/Relentless (Universal Project : UPR 002)
これ、実は買い逃してて涙を飲んでいたのですが、大阪・Real Vibes の Dai 氏とトレード交換で奇跡のゲット。これまたドハイテンショントラックですね〜!A のシンセ、やりすぎでしょう(笑)。Dylan 並みのブッ飛びシンセ。トラックのほうも、今の Hardware な、ジャングリズムを感じさせるドス黒い音。こんな音がメインストリームになっちゃう時代に、ドラムンベースを聴いてて良かったと心から思います。   (Kama, 03/25/2002)

Unknown Artist : Freak On Mixes (Liberty : LIB 002)
Missy Eliott "Get Ur Freak On" Remix シリーズ 3 部作の第一弾。全部持ってるけど、これが一番好きです。何と言ってもギターのテンテケテケテンが入ってますから。A は Dillinja 並みの金物ハイハットがガキンガキン鳴りまくるハイテンション Remix ですが、ちょっと疲れちゃう。僕が好きなのは裏面。こちらくらい淡々と進めてもらった方がすんなり入ってきます。実は Missy のオリジナルはちゃんと聴いたことないんですが、音の感じとしてはこれが一番原曲に近そうな感じがします。トライバルなパーカッションが独特なノリを生み出してて、かなりイイ感じなのですが、下手な僕が使うには難しい(泣)。   (Kama, 03/25/2002)

Unknown Artist : Unknown Title (Unknown Label : 08 47160 20 1)
しまった、クレジットをメモってくるのを忘れた!Mutant にはちゃんとクレジットが書いてあったと思うのですが、後ろの方のレコは真っ白なままだった。多分 Digital のトラックだと思われますが、これまた超ヤバイ。ダビーな声ネタにまずやられ、メインに入ってからのヌケのいいアーメン、アブストラクトなベースにノックアウトされます。Lynn の JB シャウトもピリッと利いてます。裏は After Hours な感じのテクノなシンセが心地いいトラック。これも 95 年頃の音を今風に料理したって感じです。ま、いいトラックにクレジットは必要ないってことで(言い訳)。   (Kama, 03/25/2002)

Usual Suspects : Lunacy EP (Renegade Hardware : RH 33)
すでに Hardware の顔として重要な位置を占める彼ら。A 、強烈なベース+ビート。ただ、これ系のシンセ、もう聴き飽きた感もあります。でも後から聴いてみると、 Universal Project への音の変遷が理解できるトラックです。で、一番ヤバイのが D の C4C Remix。深海をイメージさせるようなシンセがキモチイイですが、メインに入るとカチンコチンのビートとモコモコなファットベースが爆発。今シーンの中心にいるのは間違いなく C4C だと思ってしまうほどツボ押さえまくりのトラックです。   (Kama, 03/25/2002)

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